和「ちょっと和さわの魅力について授業します」唯「えぇ……」

220pt   2019-08-25 12:34
SSなび

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/11(月) 18:57:26.42 ID:JOWkEhNN0
規律は守るためにある。
人間は思いの外弱い。
視線は気にするためにある。
人間は思いの外恥じらう生き物だ。
これが私の人間観で、私は自分の人間観に沿って、どこまでも人間らしく生きていた。

「律、また講堂の使用許可申請提出されてないんだけど」

放課後の音楽室で、腕を組んで、私は事務的に言った。
生徒会長も板についてきたと思う。
悪びれる様子もなく、紅茶を飲みながら、軽音楽部の部長が言った。

「あれ……ごっめん和、出し忘れちゃった」

わざとらしく舌を出す律を見て、私は目を閉じた。
生徒会長は激昂しない、感情を爆発させない……自分で決めたルールを頭の中で繰り返して、再び目を開けた。
放課後ティータイム、だのなんだのと言って、相変わらず軽音楽部はお茶会を続けていた。

「そうなんだ、じゃあ今度の新勧ライブは中止ね」

私が言うと、軽音楽部の部員たちは、何が意外なのか、大きく目を見張った。
さっきまで偉そうに部長に説教を垂れていた黒髪のベースは、遠慮がちに口を開いた。

「の、和……出し遅れただけで、流石にそんな……」

私が横目に睨むと、彼女は口を閉じた。
すると、呑気な声で、私の幼馴染が言った。彼女のパートはリードギター。

「和ちゃん!ここは私の顔に免じてどうかっ!」
   アンテナあれこれトップページへ
2ちゃんねるまとめサイトの話題が沢山。